2023.02.04(土)
「勝頼が築き、家康が奪い、武田氏滅亡後不要となった城」
「二の曲輪中馬出」
この城跡一番の見どころでしょうか
この諏訪原城、現地案内板によると
国指定史跡 諏訪原城跡
指定年月日 昭和50年11月25日
追加指定 平成14年12月19日諏訪原城は、武田勝頼・徳川家康の時代の堀、丸馬出が良好な形で現存し、戦国時代史の過程を理解する上で重要な遺跡として国の史跡に指定されています。
当城は、天正元年(1573)、武田勝頼が、普請奉行馬場美濃守信房(信春)、その補佐を武田信豊に命じ築いたと『甲陽軍鑑』等に記されています。城内に諏訪大明神を祀ったことから、『諏訪原城』の名がついたと言われています。
天正3年(1575)に、徳川家康によって攻め落とされたのち『牧野城(牧野原城)』と改名され、武田方となった高天神城(掛川市)を攻略するための城として活用されました。牧野城には、今川氏真や松平家忠らが在城し、『家忠日記』には、堀普請(堀を造る土木工事)や塀普請などの度重なる改修が行われたことが記されています。
天正9年(1581)に、高天神城が落城し、翌年、武田氏が滅亡するとこの城の必要性は無くなりました。その後、徳川家康が関東に移ったことから、天正18年(1590)頃廃城になったと考えられています。(現地案内板より)
続日本100名城スタンプは「諏訪原城ビジターセンター」でGETしました。
(諏訪原城跡第一駐車場敷地内北側 開館時間:午前10時~午後4時まで)
諏訪原城へ!
東京から車で諏訪原城に向かいます。
東名高速から新東名に入り「駿河湾沼津サービスエリア(下り)」に着いたのは14時。いつもながら遅いです。
駿河湾沼津SA下り
もう14時で、先を急ぐのですがここで遅いお昼にします。
駿河食堂さん
桜海老と駿河湾産しらすの二色丼(釜揚げ桜海老、釜揚げしらす) @1580円
JAF会員サービスのマグロ中落(?)のトッピング付
ごちそうさまでした。
SAから見る駿河湾
良い天気!・・ですがのんびりしている暇はありません。「諏訪原城ビジターセンター」は16時までです。
諏訪原城到着
まず「諏訪原城ビジターセンター」(第一駐車場)の隙間に車を止めて、スタンプをGETし、記念にクリアファイル購入。混んでいて変な隙間に止めてしまったので、第二駐車場へ移動します。
もう15時48分。「諏訪原城ビジターセンター」は閉まるところ・・・ぎりぎりでした。
第二駐車場はまだ余裕がありました。
現地の案内板
整備計画の予定図もしくは実施図のようです。
もう一か所のスタンプ置き場
諏訪原城跡大手南外堀パンフレットスタンド横鉄庫内(ビジターセンター閉館時でも押すことができます)
こんな風に鉄庫に入っています。16時までと思い、頑張って来ましたが、スタンプだけなら24時間営業です。
「二の曲輪大手馬出」
「二の曲輪中馬出(三日月堀)」
「二の曲輪中馬出」の内部から見る外堀と復元された薬医門(二の曲輪北馬出の門)
門から富士山を拝むことができますが、残念、写真は失敗していました。
「二の曲輪」
高くなっているのは仕切土塁でしょうか。
「本曲輪虎口」
本曲輪虎口脇に広がる内堀
本曲輪内部
本曲輪の奥(城の背面)は崖になっています。
勾配が急でロープを頼って降りてみます。
降りて更に下方に空堀
降りるのはここ迄にして戻ります。
本曲輪を見上げるとこんな感じ
登りも大変!ここは攻めるのも大変です。
本曲輪からの景色
中央は大井川。島田、焼津の街、駿河湾、遠くは伊豆半島が見渡せます。
本曲輪から谷(内堀から続く)に降りてみます。
降りたところに「カンカン井戸」
さらに水の手曲輪へ深い谷を降りてみます。
結構急な下りで、途中足を滑らせて手をついてしまい、危なかった。水の手と言うだけあってか、道はぬかるんでいて滑りやすく、要注意です。ケガはもとより、尻餅をついたら泥まみれで大変なことに。日帰りだから替えのパンツもないし・・・
降りてきた道を振り返り
登るのも厳しい勾配で、降りてきたことをちょっと後悔。
「二の曲輪南馬出」
この城趾はいろいろ整備が進んでいて、往時の状態をイメージしやすくなっています。
攻城のあと、珈琲店で一休み
「アルム珈琲店」さん
第1、第2駐車場の間に珈琲店がありました。
本格コーヒーと手作りチーズケーキをいただきます。
城跡にこのようなお店があるのは嬉しいです。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
すっかり暗くなりました。第2駐車場は真っ暗です。ちなみにここのすぐ裏手は馬出でした。
(写真ブレブレです)
もう18時、コーヒータイムを含め、約2時間の攻城でした。冬場は草が少く、お城の形状がわかり易くてよいのですが、今日はちょっと寒すぎ!コーヒーがありがたかったです。
で、諏訪原城、ミッションコンプリートです。東京に帰ります。(コジカ)