筋違御門 江戸城めぐり No.002

万世橋から見る「筋違(すじかい)御門跡」千代田区神田須田町

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左手の旧万世橋駅として使用された中央線の高架の中程に「筋違御門」はあり、右手の城外に向け筋違橋が架かっていました。

上流に見える橋は現在の「昌平橋」、筋違御門はそこから数十メートル下流(こちら側)にあったようです。

 

案内版に古写真が載っていました。

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浅草橋御門から筋違御門へ

浅草橋御門跡から徒歩で筋違御門跡へ向かいます。

kog12gnyan.hatenablog.com

目指すは万世橋

浅草橋から万世橋までマップアプリでは1.6㎞、約20分と出ます。

外堀である神田川沿いを歩いて「万世橋」到着!

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筋違御門跡はこの向こう側です。

万世橋のルーツは筋違橋だそうで、明治5年筋違御門が取り壊され、余った石材を利用して筋違橋の場所で初代の萬世橋(よろずよばし=萬代橋)となり、洪水や関東大震災など紆余曲折を経て、初代は撤去され、現在の位置となっているそうです。

※現在の橋は昭和5年に架橋されたもの。

 

上流の昌平橋から見る、筋違御門跡

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下流に見えるのが万世橋

 

昌平橋を渡り城内側へ

唯一の痕跡として案内版がありました。※写真奥が上流(昌平橋)側

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城内(旧万世橋駅)からみる現在の万世橋

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筋違御門跡の上を通る、赤レンガの万世橋高架橋は交通博物館を経て、商業施設「マーチエキュート神田万世橋」となっています。

 

駅の階段として使用されていた「1935階段」

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「旧万世橋駅 1935階段」

鉄道博物館(後の交通博物館)の新館が、ここ万世橋駅に建設されることになり、新たに1935年(昭和10年)に設置。1943年(昭和18年)10月の駅休止までの間、ここが駅の階段として使用されました。
なお、階段の踏面はコンクリート、壁面のタイル目地も平目地と、駅開業時に設置された階段とは仕上げが異なっています。

(「旧万世橋駅」サイトより)

 

実際に中央線が走る、「万世橋駅 2013プラットホーム」

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ここはデッキとなっていて奥にカフェがあります。

※写真撮影時はフラッシュ禁止です。

※「2013プラットホーム」はマーチエキュート神田万世橋の開業の2013年(平成25年)に因んだ命名かと思われます。

 

遺構はありませんでしたが、跡地に残る「旧万世橋駅」も確認することが出来ました。

「筋違御門」ミッションコンプリートです。

 

昌平橋から見る神田川上流

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左側の赤レンガ高架が中央線、神田川を跨ぐ青い鉄橋が総武線、奥の赤い電車が地上に出てきた地下鉄丸ノ内線、その奥の白い橋が聖橋です。

神田川をさらに上り、次回は「小石川御門」を訪ねる予定です。(コジカ)

 

「筋違御門跡」(マーチエキュート神田万世橋)へのアクセス

秋葉原駅
JR線 電気街口 徒歩4分
つくばエクスプレス A1出口 徒歩5分
東京メトロ日比谷線 3番出口 徒歩6分


神田駅
JR線 北口 徒歩6分
東京メトロ銀座線 6番出口 徒歩2分


御茶ノ水
JR線 聖橋口 徒歩6分
東京メトロ丸の内線 1番出口 徒歩8分


新御茶ノ水駅
東京メトロ千代田線 A3出口 徒歩3分


淡路町駅
東京メトロ丸の内線 A3出口 徒歩3分


小川町駅
都営新宿線 A3出口 徒歩3分


岩本町駅
都営新宿線 A2出口 徒歩6分

マーチエキュート神田万世橋 HPより)