現代の小石川橋からみる「小石川御門跡」(東京都千代田区飯田橋)
橋を渡った先、中央本線の高架の先辺りまで桝形門がありました。
案内版に古写真がありました。
筋違御門から小石川御門へ
筋違御門跡から徒歩で小石川御門へ向かいます。
ここからスタートして先ずは白い「聖橋」を目指します。
(ちなみにここ昌平橋から小石川御門まで徒歩24分1.8㎞とのこと)
右手がJR御茶ノ水駅。駅に停まる手前のオレンジが中央線、奥のイエローが総武線。
地下から顔を出しているのは地下鉄丸ノ内線。地下鉄が地上に出てきています。
イメージとしては、地下を走ってきたら深く掘られた外堀にぶつかり、一瞬地上に出てしまった・・という感じでしょうか。
聖橋まで来たのですぐそばの「湯島聖堂」(東京都文京区湯島)へ
「湯島聖堂」と「聖橋」というと思い出すのが、さだまさしさんの「檸檬」
そしてそのカップリング曲の「加速度」
この2曲たくさん聞きました。
特にシングルバージョンに思い入れがあります。懐かしい曲ってこのバージョンじゃないと!!というのがありますよね。
(アルバム「私花集〈アンソロジイ〉」にボーナストラックとしてこの2曲のシングルバージョンが収録されています)
湯島聖堂まで来たのでちょっとその先の「神田明神」(東京都千代田区外神田)へ
境内の裏手にある「元萬世橋の親柱」
これは筋違御門の石を使って筋違橋の場所に造られた石橋のもののようです。
外堀の神田川沿いに戻って水道橋を目指します。
「神田上水懸樋跡」に来ました。
ここから対岸に木製の樋を架け、神田上水の水を城内(神田、日本橋方面)へ給水していたとのこと。
覗き込むとちょうどクルーズ船が通っていました。これ参加したいです。
この辺り(飯田橋から秋葉原辺りまで)は神田川開削を仙台藩が担当したことから「仙台堀」と呼ばれています。
結構深いです。
水道橋まで来ました。
東京ドームシティもすぐそこです。
水道橋から仙台堀を振り返り
この神田川の上を水が城内に渡って行ったのですね。
水道橋のひとつ上流の「後楽橋」から見る目的地の「小石川橋」
小石川御門まであと少しです。
「小石川御門」到着
小石川橋を渡った城内側に案内版がありました。
明治維新後、桝形石垣は1872年(明治5年)に取り壊され、その石材を利用して1877年(明治10年)に日本橋川下流の常磐橋(常盤橋御門に通じる橋)の石橋が建造されました。
(案内版より)
ここの石垣は常盤橋御門に行ったのですね。
桝形があったと思われる場所の側にある謎の一画
残った桝形の石材でしょうか?
特に説明はありません。
門も桝形も取り壊されていて痕跡がありませんが、小石川御門ミッションコンプリートです。
小石川橋から上流を見る
次回は小石川御門からさらに上流の「牛込御門」へ向かいます。(コジカ)