「ソロモンの偽証」

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宮部みゆき「ソロモンの偽証」前編・事件/後編・裁判

宮部みゆきって最初にでるのは凄いですね。
確かに彼女の文章は面白く、引き込まれます。
この作品も三部作(文庫本だと6冊)の大作です。

で、この面白い文章を映像化するのはなかなか難しいと思うのですが、

(映画化というと「模倣犯」がチラチラします)

今回は・・・・・

コジカ的には、結構うまく映画化したと思います。

特に後編はうまかった。

盛り沢山なサブストーリーを比較的コンパクトに、要点を絞ってメリハリのある展開になっていました。

本当に中学生ぽかった子供たちも熱演でしたが、大人たちが良かった。

蔵之介さんも小日向さんも松重さんもよかったし、

いるいるこんな先生の高木学年の主任の安藤玉恵さん(深夜食堂ではストリッパーだったのに)、

永作さんも秀逸でした。

原作の結末はコジカ的には正直、ちょっと拍子抜けでしたが

(これだけの大作、時間をかけて読み進んできて、さすがにちょっと疲れてきて、でもきっとすごい結末が・・・あれ?という感じです)、これをうまくデフォルメして感動巨編に仕立てたと思います。


中学生も大変だと思いますが、

好きで大人になったわけじゃないんだし、そんなに大人を責めないで・・・・・

中身は子供なんだから(コジカ)


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コジカダーリンは頑張って原作の文庫本6冊も読んだんです! パチパチ

で、宮部先生がこの大作をどうして松竹に渡したのか・・・っていうと
やっぱり「模倣犯」(2002年・東宝)の傷が深かったですかね・・・
衝撃の首チョンパ! あれ映画史上にも 宮部みゆき史上にも正直汚点でした。
(でも、ある意味では記憶にのこる映画だったなー)

松竹さん、最近は攻めの姿勢で大作をガンガン手がけてますが
応援してます!

でも、どっちかっていうと東宝だと仕上がりがもうちょっと良かったかな
って気もしてるんです。

・・・どっちも頑張って~ (ヒツジ)