舞台に向けて最終調整

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下ざらいの時に衣装さんがつぶやいていました。

「この方、衣装を軽くしてさしあげようかしら?フキを4枚から1枚にするとだいぶ軽くなるから」

その方は東都獅子でお姫様のカッコをするんですが
年末に大腿骨を骨折した80才の方なんです。

で、「軽くすると 何キロになるんですか?」

「7キロです」


え? え? え~? (気の毒で本人には言ってません)

歌舞伎舞踊の衣装って重いんですよね。

縫いがたくさんある着物だとほんと腕が上がんない。

その負荷対策は ちょっと踊りのお稽古とは違うところにあるのかも・・・

で、私も帯の代わりになる重いものスーパーで探しました。
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その名も「こしあんピロー」1キロ。
これを帯まくらの代わりに背中にしょって前で結びます。
衣装は総量4.5キロになったけど、これでも本番よりだいぶ軽いかな。

そして これが動きにくい舞台用の草履。だってこの裏だもん。ツルツル。
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この大きさで「ぞうりメンチ」とか 居酒屋にありそう。。。?
ギブス完備で 草履でおすべりしてると正直グレそうになります。

そして、そして手ぬぐい。
これで、彼をぶってみたり、すねてみたりするんだけど、模様はいつも客席からみてこの状態
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上下が違っても左右が違ってもダメなんだって。
右にあるのが坂東流の表紋で「三つ大」 裏紋の「花かつみ」より格が上だから上手側。
「花かつみ」よりちょっと上に描いてあって、この向きじゃないと大の字が下を向いちゃう。
持ち替えたり、ヒラヒラしたりすると 左右も上下も入れ替わっちゃうのでまだ調整中です(ヒツジ)