「善きひとのためのソナタ」(2006)

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去年 見逃していた映画ですが 1週間だけ豊洲で再上映になりました!



驚きました~

たまたま 「ヒトラーの贋札」 の後に観たのですが

戦後40年も 経っているのに 東ドイツは 戦中とあまり変わっているように見えません。

監視に次ぐ 監視。 過酷な尋問。 禁固刑。 最悪の場合は銃殺。。。

そして この5年後に ベルリンの壁は崩壊します。

こういう国家が崩壊するときは 内側から!

その芽が ひとりの男の心の中に芽生えます。


主役の ウルリッヒ・ミューエ は 旧東ドイツの出身で 実際にシュタージの監視にあっていたそうです。

非公式協力者 つまり密告者も周りにいて (その1人はオクサンだったとか?) 

後に本人が閲覧したシュタージ・ファイルによると

 「内戦状態になったときは政治犯収容所行き」 だったんだって!

こ 怖い国家・・・ですねぇ

残念ながら 彼は 昨年2007年7月22日 胃がんのため54才で 亡くなりました。



ヨーロッパ映画賞 最優秀男優賞受賞
ドイツ映画賞 最優秀主演男優賞受賞
バイエルン映画賞 最優秀男優賞受賞
ドイツ映画批評家協会賞 最優秀男優賞受賞

これからも いろいろと観たかった役者さんでした。。。(ヒツジ)




うわさ以上によい作品でした。

アンコール上映ありがたい!です。

いろいろ旅して来たからか、時々不安にさせるちょっと弱ったフィルムでしたが…

ラストシーンの表情とセリフよかったですねぇ

癌で亡くなられたのは残念です (コジカ)