ロマンス映画大全集 DVD10枚組 1600円
に入ってたんですよね。「愛する勇気」(2000アメリカ)
その冒頭のナレーションがコレ↓
“クレオール” という混血の新しい階級が生まれ
浅黒い肌のクレオール女性は白人男性を魅了した。
彼女たちの祖先はヨーロッパ系移民だった。
白人男性は舞踏会で 若い女性を選び
生活費や養育費は約束するが、結婚はしない。
この物語の主人公は こうした関係の間に生まれ
彼女の夢は のちに舞踏会や階級に変化をもたらす。』
彼女たちはお屋敷に住んで、使用人がいて、貴族みたいに暮らしています。
でも、白人のパパは街でみかけても知らん顔。
あきられたら ポイっと捨てられても文句も言えません。
そうそう ヴァネッサの恋人役が どこかで見た顔だと思ったら 「アリー・マイ・ラブ」 のビリー!
(シーズン3では なんど見ても泣かされました。。。)
この映画をみていなかったら 「アブサロム・・・」 の「8分の1混血女」はわからなかったです。
小説の中ではクレオールということばも出てこないし。
フォークナーという人は 親切にどうこう説明してくれるひとではなくて
だから余計に読みづらいのですが、その説明はたとえばこんな風↓
『(彼女たちは) 子どものうちに引き取られ、選り抜かれて、どんな母親にもできないような
不眠不休の世話をしてくれる人の手で、どんな白人の娘より、どんな尼僧より、
どんな純血種の馬よりも大事に育てられるのだから。
それはもちろん値段のためだが、その値段は白人の娘が売られるどんな場合よりも
きちんとした制度によって、後世につけられたものなんだ。
きちんとした制度によって、後世につけられたものなんだ。
なぜなら、彼女たちは白人の娘よりも商品として価値があり、女の唯一の目的を、
つまり愛することと、美しいことと、楽しませることを果たすために、育てられ、
鍛えられているからで、男の顔をろくに見たこともないうちに、舞踏会に連れ出され、
売りに出され、だれかに選ばれるが、それを選んだ男はそのかわりに、
彼女が愛したり美しくなったり楽しませたりするのにふさわしい環境を与えることを、
できるとかしたいとかいうのではなくて、義務づけられており、
その男はその特権を得るためにたいてい命をかけるか、
少なくとも血を流す危険を犯さなければならないのだ。』
少なくとも血を流す危険を犯さなければならないのだ。』
いやぁ・・・長い文章・・・
普通は長い文章は歓迎されませんが、この人の場合はほぼ全編 なんがい文のオンパレードです。
でも映画ってありがたいですね~
ビジュアルで見せてもらうとイメージがとてもつかみやすいです。
ここだけの話 「ナルニア国物語」だって子供の頃にはベニヤのポコポコ箪笥かと思ってたもん (ヒツジ)