「誰よりも狙われた男」 A MOST WANTED MAN

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「誰よりも狙われた男」を観てきました。

ジョン・ル・カレ作品の「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に続く

映画化です。

カレの作品は話がリアル(?)なので、007のような派手なアクションもなく、

ともすると寝てしまいそうなテンポですが、地味ながら印象深い作品です。


ホフマンさん演じる主人公は、スパイの世界に長くかかわっていますが、

スパイとしては、「いいひと」のようです。

普通の世界でもそうですが、特にスパイの世界では「いいひと」、「相手を気遣うような人」は

生き残れないのですが、主人公は最後までいい人でした。

それゆえの苦悩、葛藤をすごくうまく表現していたと思います。

ホフマンさんが亡くなってしまったからもしれませんが、彼自身の苦悩がオーバーラップしていた様に感じてしまいます。


「いいひと」には「だけど・・」がついてくるんですよね。キライな言葉です。(コジカ)