「金環食」(1975・山本薩夫監督)

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金環食って日本映画、ツタヤで借りました。
「東電帝国 その失敗と本質」(志村嘉一郎氏著) って本に
この映画の話が載ってたんだけど、
電力関係って ほんと巨額のお金が動くんですね。
この映画は そのうちでもダム建設にからむ汚職がテーマ。
いや ほんと生々しいです。

でも、なんてったって2時間半以上あるんでアイロンかけながらヒツジだけ鑑賞。

でダンナに 「どうだった?」 と聞かれるとたいていこんな風に演じながら説明します。

この映画の背景は実際の九頭竜ダムをめぐる汚職事件。
田中角栄池田勇人なんていう政治家や 
実在の建設会社やそこの副社長がモデルだったり。。。
役員がワイロとして「妾ごと別荘を官房長官に進呈」なんて 
「そちもワルよのぉ」
「いやいや お代官様こそ」・・・

キャストもすごく豪華で知ってる顔が総出演。
官房長官に仲代達也さん、建設会社専務に西村晃さん、
昭和の金融王、森脇さんは宇野重吉さん、その妾に中村玉緒さん、
ちなみに田中角栄は 風車弥七さんです。

「政治には金がかかる」

って言われてたけど、おじさんたちは 金・名誉・オンナ で頭いっぱい。

なんか幼稚でハラが立つなぁ。。。 じつに。。。

でも 昔のエライおじさんは とてもとても大事にされていて
偉そうにして えばってられたんです。

昭和でしか描けない 昭和の空気。

たまにこんなのを見て 「いい時代になったのかもね」 
と思うのも一興? (ヒツジ)