うっかりヘビを踏んじゃって
脱兎のごとく駆け出した。
そのうち風に押されたし、
ずんずんずんずん走ってた。
小高い丘の上で止まって揃って振り返る。
「いい景色だね。なんか気持ちいいかも。 明日も走る?」
「またヘビ 踏む?」
「あのさぁ・・・トラのしっぽはやめてね」
「あのさぁ・・・トラのしっぽはやめてね」
「わかってる。わかってる。それはもっと
速く走れるようになってから でしょ?」
速く走れるようになってから でしょ?」