ちょうどいい塩梅

イメージ 1

意外と奥が深いんです。 テープ係り。

古典の長唄の段物だと1時間ちかいものもありますが

お弟子さんが1日に新しく進む長さは 人によって3分~5分くらい。

そこを何度も繰り返しお稽古するには ピタリと ちょうどいいところでストップ!

うんと初心者の方と 名取さんでは 入れるタイミングも違うし、

ちょうどいいってのも 人によって違います。

「どこから返す?」「二上がりからお願いします」なんてこともありますし

曲の全体像と 教えてもらっている人のレベルと 師匠の気持ちと デッキのまき戻しの速度・・・

なんでもないようだけど、いろいろなことのお稽古になるんです。


そのうちにタイミングがわかってくる。

その要領が お料理の味付けにとっても似てるんですよね。

素材がおいしくなるための調味料の量。

本能が ストップ! といったところの感覚です。


でも、 最近はカセットデッキも カセットテープも 少なくなっちゃって

デジタルになったら このアナログ感覚と勘は磨くのが難しいかも。

自分のうちでお稽古するときは 私もデジタルツールでインデックスつけるしなぁ。

だって そのほうが断然 便利なんだもん (ヒツジ)