「怪談」

イメージ 1

原作は「真景累ヶ淵」(定本は1888年) 三遊亭圓朝の落語からだそうです

明治33年に62才で亡くなった方ですから立派に江戸時代を知っている人です。


一方 「東海道四谷怪談」 の作者で知られる 鶴屋南北(1755~1829) が書いた

「色彩間苅豆」 いわゆる舞踊劇 「かさね」 が初演されたのは文政六(1822)年、

ものごとの発端となった「累」の芝居が初演されたのは 安政七(1778)年 (作者は南北の師匠 初代桜田治助)

この落語が書かれたときは 立派な古典だったわけで。。。

ところが、ところが、この落語 六代目菊五郎によってまたまた歌舞伎の題材になるんですね

整理します。

歌舞伎「累」(治助作)→舞踊劇「かさね」(南北作)→落語「真景累ヶ淵」(圓朝作)→歌舞伎「真景累ケ淵」(五代目菊五郎が劇化)


で、 今回の映画「怪談」 ゆくゆくは 八代目尾上菊五郎 となる 菊之助さんの主演!

菊之助さんの素顔をアップでこんなにじっくり観る機会はあまりないのですが

いつのまにか お父さまに そーっくり!! 

歴史の流れを感じる映画でありました。



それでもって 一番のツボが 「ドゥーン!」 ? 

って話ですが、 もちろんツボは他にもいろいろあったので またちょっとずつ。。。(ヒツジ)



ホラーというよりやっぱり愛憎劇でした・・・・・(コジカ)