『お坊さんが困る仏教の話』

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どこの宗派のどこの寺を菩提寺にしているか というのは

土地に根ざした人にとっては とても大事なことだったのです。

昔はお寺の身分証明がないと、旅行も結婚もできないんですから!


うーん、 徳川幕府 頭いいですよね~

各宗派の本山を頂点として、中本山、直末寺、末寺 

というピラミッド型の組織を作り 本山の責任者 大僧正 は幕府が任命する。

寺の組織を そのまま総務省にしちゃってるようなもんです。

全国民 (なんと神主さんも含めて!) が 寺の台帳に記入されて

一家の構成も記録され、戸籍の代わりになる・・・

これで 国勢調査いらずじゃないですかぁ!


一方、時を経るに連れて、先祖代々の菩提寺になったお寺さんは

地元にとっても大事な存在となっていきます。

お祖父さんも お祖母さんも 両親も 自分も お世話になる拠所ですもんね。


ほんとは、 ここんところを掘るつもりはなかったんです・・・

でも、先週の金曜日に なぜかたまたまこの本を貸してくださった方がいるもんですから

これも神の思し召し? いや、仏様か? (ヒツジ)


読んだ本は 『お坊さんが困る仏教の話』 村井幸三氏著 (新潮新書) でした・・・