2022.07.18(月)海の日
菅谷館跡は、国史跡「比企城館跡群」(菅谷館跡・松山城跡・杉山城跡・小倉城跡)に含まれます。
パンフレットによると
菅谷館跡は、鎌倉時代の武蔵武士畠山重忠の居館と伝 えられていますが、現在残っているのは戦国時代の城跡で山内上杉氏と扇谷上杉氏が争った長享年中の大乱 (1487~1505年)の中で再整備されたと考えられています。
(「埼玉県立嵐山史跡の博物館」パンフレットより)
本郭虎口より見る、本郭「出枡形土塁」。
ここから侵入する敵に横矢がかけられる構造です。
続日本100名城スタンプは、「埼玉県立嵐山史跡の博物館」でGETしました。
この博物館は館の敷地内に建っています。
菅谷館へ
東武東上線「武蔵嵐山駅」から歩いて約1km、菅谷館跡に到着です。
館(城)の伝搦手門跡が館跡、博物館への入口となっています。
伝搦手門跡を入って振り返り
伝搦手門は「喰い違い虎口」となっているそうです。スッと通ってしまったので喰い違いぶりがよくわかりません。
博物館でスタンプをGETして館跡調査に出発!
全体を示す案内板
まず三ノ郭から西ノ郭へむかいます。
三ノ郭へ(博物館の場所が既に三ノ郭)
カラスに注意とのこと
三ノ郭土塁
三ノ郭・正拈門(しょうてんもん)跡
復元された木橋の先が西ノ郭。
復元木橋から見るニノ郭土塁と堀
草ボウボウで分かりづらいですが、堀があります。
西ノ郭と三ノ郭のあいだの堀に架かる、復元木橋
振り返って西ノ郭側から。
西ノ郭には大手門跡と伝えられる虎口が有ったのですが、気付きませんでした。
草ボウボウで行きにくい場所に有ったようです。
西ノ郭から一旦、館跡を出て、隣接するオオムラサキの森をまわって、南郭から入り直します。
南郭へ上がります。
南郭内部
ここは本郭より一段低くなっています。図面と合わせると奥の土塁の向こうに本郭と南郭を隔てる堀があるようです。
南郭からニノ郭へ
一段上がります。
ニノ郭
右手が本郭
本郭の土塁と堀
二ノ郭を回ってきて「菅谷館跡」の碑があります。
ここは本郭虎口のすぐ脇です。
本郭虎口
左右は堀となっています。
本郭内部
本郭はまだ発掘調査が行われていないそうです。
本郭を出て博物館に戻ります。
途中、二ノ郭の土塁の上に人影が見えます。
上がってみると「畠山重忠公像」があります。
昭和4年(1929)に造られた竹筋コンクリート製とのこと
夏場は草木が生茂っているので、土塁や堀の形状が分かりづらいです。冬場の天気の良い日にまた調査に来たいと思います。
で、「菅谷館」ミッションコンプリートです。(コジカ)