「ブラッド・ダイヤモンド」 オクサン何怒ってんの?

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はいっ どうも ヒツジです。

この映画の主題は「ダイヤモンド」ですから あっちからこっちから光があたるわけです。

中には そうとうダークな光もあるのですが、

そして その反射はとても衝撃的でドラマティックなものだったりするのですが、

ちょっ、ちょっと?

なんですか? なんなんですか? この 「チョチョイのチョイ」されちゃった感…!


この映画を観終わった直後から ずーっと気になってたこの感覚は

パンフに載っていた 元国連シエラレオネ派遣団武装解除担当部長・伊勢崎賢治氏の

インタビューで だいぶ すっきりしました!

(パンフ内容は 禁転載となっているので 気になる方は買ってくださいねん)


悲惨な状況は ある。

でも、映画を物語として成立させるためには 脚色もあるわけです。

その意図的な 光 を 自然光として取ってしまうのは やっぱり抵抗があるんだな・・・



で、 以下、気になったことの ホジホジの覚書です。


① 武器購入の資金となる「紛争ダイヤモンド」の解決方法として

  キンバリープロセスは2003年1月から施行されています。

  輸出入の際に“紛争に関わりのない”ことを政府が証明するもので  

  現在、70カ国以上が参加しているそうです。

  それでも やはり政府の統制が弱い国では認証に信頼性が薄く、

  ダイヤモンドのロンダリングは全滅というわけにはいかないようです。

  そりゃ、 そうだよなぁ。。。
  詳しくはアムネスティのページで…



② そして、この映画の舞台となるシエラレオネの現状は

  外務省のページによるとこんな感じです。

1.概況
(1)シエラレオネでは、91年に反政府軍(革命統一戦線:RUF)が蜂起し、
  反政府戦闘行為が断続的に発生していましたが、2000年11月に政府と
  RUFとの間で停戦合意が成立し、「国連シエラレオネ・ミッション
  (UNAMSIL)」の下でDDR武装解除、動員解除、再統合)プロセスが進
  められ、2004年2月に7万人以上の元戦闘員に対する同プロセスが終了し
  ました。その間、2002年5月には大統領選挙・国会議員選挙が平和裡に
  実施され、カバ大統領が再選(任期5年)されるとともに、2004年5月に
  は地方議会選挙も大きな問題もなく実施されました。

(2)最大時には、1万7千人規模で展開していた国連平和維持軍(UNAMSIL)が
  2005年12月31日に撤退してから約1年が経過しました。これまでのとこ
  ろ大きな混乱はなく、治安情勢は安定的に推移しています。ただし、若
  年層を中心とした失業者問題は極めて深刻であり、また、情勢が不安定
  なギニアリベリアコートジボワール等からの難民、戦闘員、武器等
  の移動による影響を受け易いことにかんがみれば、依然として不安定な
  状況にあると言えます。

(3)また、2007年7月には大統領選挙及び国会議員選挙が予定されており、
  局所的な治安上の混乱の可能性も排除できないため、治安情勢について
  予断は出来ません。


  つまり、利権が絡むシーソーは生まれないようにするシステム作りは

  それは それで キチンと進められていたのでした!

  国連平和維持軍って、 成果をあげてるんですね~。 正直、ビックリ。。。

  なが~い間 政情不安が続いていたシエラレオネで 自治が確立するのかは

  まだ 少し見守る必要はありそうですが、今のところは 一安心のようですね。
 
  パンフレットに載ってた伊勢崎さんってすごい人なんです! (ヒツジ)



オクサンは、映画を観ながら難しい顔をしていました。

すでに風邪をひいて具合が悪かったからだと思っていましたが、

どうやらとても難しい事を考えていたみたいです。

知恵熱だったのかなぁ・・・・(コジカ)