それまでは肉食は不浄のものとされていました。
その後 牛なべ屋が大繁盛し市民にもお馴染みのものとなりますが
江戸時代でも山間部では獣肉は食用にされていたのです。
そして、戊辰戦争当時、花のお江戸に入ってきた官軍は
「こちとら江戸っ子」からすると「山で狸を食べる」ような いわば田舎者です。
自分たちの町を 余所者に掌握され、さぞかし「てやんでぃっ」 という心地だったでしょう。
でも、それは 口に出しては言えない。
なんてったって、今はもう薩長が「錦の御旗の官軍」なんですから。
それで、こんな歌をこどもたちに歌わせて 江戸っ子たちは溜飲を下げていたような気がします。
一方、入ってきた九州の人たちも見知らぬ土地で同郷の人がいれば心強い。
自然、出身地の話になり、地元の話にもなる・・・。
声がデカイのも 悪気があるわけじゃないし、
歌われてるのも 特に気にしない大らかさもありそうです。
と、すると もしかして、江戸っ子の嫌がらせは空振りか・・・? (ヒツジ)